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生活介護と就労継続支援B型の違い 〜生産活動の観点から〜

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生活介護と就労継続支援の違い

 

今回は生活介護就労継続支援の生産活動における違いについて解説します。

 

生活介護と就労継続支援の提供時間の違い

まずそもそも障害者総合支援法第5条にそれぞれ以下のように規定されています。

生活介護(7項):常時介護を要する障害者として厚生労働省令で定める者につき、主として昼間において、障害者支援施設その他の厚生労働省令で定める施設において行われる入浴、排せつ又は食事の介護、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他の厚生労働省令で定める便宜を供与すること

 

就労継続支援(14項):通常の事業所に雇用されることが困難な障害者につき、就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、その知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の厚生労働省令で定める便宜を供与すること

生活介護と就労継続支援の大きな違いは提供時間の縛りがあるかないかです。

 

パン作りの仕込みに参加を希望する場合に適した障害福祉サービス

例を挙げると、パン作りを生活介護でも就労継続支援でも行うことができますが、利用者が希望して仕込みに参加しやすいのは就労継続支援です。パンの仕込みは早朝から生地作りや具材の準備を行うため、5〜6時から始めている事業所もあります。午後に販売するパンの成型や販売に携わる場合であれば、生活介護の利用者も参加できるでしょう。しかし、パン作りの仕込みを希望されている場合には生活介護という障害福祉サービスの定義上、仕込みへの参加は難しいです。

 

就労継続支援は残業も認められる

早番以外にも就労継続支援の場合は残業も認められます。納期の迫っているような受注がある場合などに残業対応している就労継続支援A型事業所もあります。

もし早番又は残業の仕事を提供している事業所がある場合は、早出した分を早上がりで対応する又は残業した分の工賃を上乗せするなど対応の差別化が望まれます

生産活動への参加を望む利用者の場合、生活介護は提供時間の縛りがあるため、物足りなく思われるかもしれません

もし生活介護の利用者でより就労に向けた生産活動を望まれる場合は就労移行支援事業所で就労アセスメントを希望して就労継続支援への移行を視野に入れてもよいと思います。

関連記事:就労継続支援B型の利用者を確保するために注意したい点 〜就労アセスメント(直Bアセスメント)の観点から〜

 

生活介護と就労継続支援の工賃の違い

就労継続支援B型の場合は、一月当たりの平均額が3000円を下回ってはならず平均額が3000円を超える必要があるため、ある月が3000円を下回り、他の月で足りない分をカバーできるようであれば、問題はありません。

ただし、就労継続支援B型事業者は年度ごとに工賃の目標水準を定め、前年度の利用者に支払われた工賃の平均額を都道府県に報告する義務があります。

関連記事:実地指導のポイント 〜工賃〜

 

生活介護の場合は、生産活動に利用者が参加している場合に工賃の支払義務はありますが、下限額や報告義務がないため、自由に設定することが認められます

生活介護事業者は時間に縛りがある分、工賃の取り扱いに関しては縛りが少ないのが特徴です。

どちらにも共通していることは生産活動に係る事業収入から生産活動に係る事業経費を控除した額から支払うことです。

 

関連記事:実地指導のポイント 〜生産活動における売上金〜

その他の生活介護と就労継続支援B型の違い

提供時間・工賃以外に生活介護は「サービスの提供場所が限られる」ことが違いです。詳しくはこちらの記事を読んでみて下さい。

関連記事:在宅利用者に対する就労移行支援・就労継続支援の提供 〜障害者が在宅でも働ける仕組み〜

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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